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more — CRT
でファイルを閲覧するためのフィルター
more [-dlfpcsu]
[-num] [+/ pattern] [+ linenum]
[file ...]
more
は、テキストを一画面ずつ表示するフィルターである。
本コマンドは基本的な機能だけを備えている。
less(1) は more(1)
をエミュレートし、さらに拡張機能を有する。
コマンドラインオプションを下記に示す。
オプションは環境変数
MORE
によっても指定される(必ず
``-''
(ダッシュ)を前につけること)が、
コマンドラインオプションが優先される。
-num-dmore
は、"[スペースキーを押すと続き、'q'
で終了。]"
とユーザーに促し、
不適切なキー入力に対しては、
ビープ音を鳴らす代わりに
"['h' キーで操作方法]"
と表示する。-lmore は、
^L
(改頁)を特殊文字として扱い、改頁の次の行で停止する。
-l
オプションは、この機能を抑制する。-f-p-c-s-u+/+numnum
行目から表示する。more
の対話的コマンドは、
vi(1)
をベースにしている。
幾つかのコマンドは、10
進数値を前につけることができる。
下記の説明においてはその数値は
k と表されている。
下記文中で、^X は Control-X
を表す。
h
または ?SPACEzRETURNd
または
^Dq
または Q
または
INTERRUPTsfb
または
^B'=/patternn!<cmd>
または
:!<cmd>v^L:n:p:f.more
は、下記の環境変数があれば適用する。
Eric Shienbrood, UC Berkeley
Modified by Geoff Peck, UCB to add underlining, single spacing
Modified by John Foderaro, UCB to add -c and MORE environment variable
more は、
3.0BSD
に登場した。 この man
ページは 現在 Linux
コミュニティで利用されている
more バージョン 5.19
(Berkeley
6/29/88)について書かれている。
ドキュメントの作成に当っては、他の数種類のバージョンの
man ページを利用し、
ソースコードの徹底的なチェックを行った。
| December 25, 1992 | Linux 0.98 |